場所:SONYプラザ札幌二階αプラザ
日程:2021年11月6日(土) ~ 11月18日(月)
北海道在住で現在各々の分野で活躍している7名の写真家による異なった写真表現をご覧いただきます。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
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「Diversity ~北海道を発信する7人の写真家達」
デジタル時代の進展による「20年代」の写真文化は写真メディアの衰退とSNSの興隆という大きな変換期を迎えている。SNSを通じた写真表現は「絶景」という言葉を急速に陳腐化し、エゾリスやシマエナガなどの動物写真や風景写真をこの数年でコモディティ化しありふれた独自性に欠けたものとしている。
これからの「20年代」の北海道の写真文化を考えるうえで、様々な特異性をもつ大地である北海道の各地域に密着しその地域の魅力を堅実に記録し発信していく事が重要な意味をもつと思われます。
本展では二つのキーワードで私たちのフィールドである北海道の魅力を写真を通じて発信します。
Chapter1 boscage&creature~ 「森と生き物」
Chapter2 landscape&season~ 「景と季節」
この二つのキーワードを通じて北海道在住で現在各々の分野で活躍している7名の写真家による異なった写真表現をご覧いただきます。
北海道をその活動フィールドとしている7名の写真家は、私たちの住む北海道の魅力をより広くより深く伝えたいと、「“写真の力”で北海道を応援する」を合言葉に、北海道在住の写真家が集結し、2007年4月に発足した「NPO法人北海道を発信する写真家ネットワーク」のメンバーです。2015年より開催されております、札幌市写真文化振興事業「SAPPORO PHOTO」の協賛事業として開催を予定しております。
僕が担当した
「boscage&creature~「森と生き物」」ですが、
〜森から読みとく北海道の自然〜
広大な北海道は地域により気候風土が異なり、そのことは当然ながら生態系にも影響を及ぼしている。 出典作家各々が見つめる異なるエリアの森の様子を発表することで、結果として北海道の自然の多様性、その逆の画一性を炙り出す。
というテーマでプロデュースしました。
写真展全体のステートメントには「様々な特異性をもつ大地である北海道の各地域に密着しその地域の魅力を堅実に記録し発信していく事が重要な意味をもつと思われる」とあります。
今回の展示では継続して記録することの重要性、表面的な派手さに逃げない、テーマに基づいた表現の深みを感じていただけたら幸いです。